公務員は一番のお得意さん?消費者金融の審査について
みなさんもご存じの通り、消費者金融の借入審査は銀行などの金融機関に比べると通りやすいと言われています。大手都市銀行などは資本力があるため低い金利で融資を行います。一方で消費者金融は未回収を防ぐために金利を高くし、その分審査を通りやすくしているのです。消費者金融の金利を調べてみると高いところで最大約29%となります。以前はさらに高金利でしたが、法律が改正されてからはこれ以上金利が制限され、無理な貸し付けができなくなりました。
消費者金融の借入審査では勤務先、勤続年数、過去の借入歴がチェックされます。勤務先でもっとも借入審査が通りやすいのは公務員です。公務員とは官庁勤めや教師などの職業に就いている人々です。なぜ消費者金融にとって公務員がよいお客なのでしょうか。まず公務員は勤務先が倒産するということがありません。そのため突然収入が途絶えるということがないのです。また公務員という職は希望してもなかなか得ることができませんから、離職率はとても低いのです。安定した収入が約束された仕事ですので踏み倒される心配がないのです。
また公務員は社会的に責任のある立場の人が多く、返済トラブルを嫌うため、きちんと返済する人が多いのです。また真面目で几帳面な人が多い傾向があることも事実です。
また公務員は離職率が低いため勤続年数も高くなります。民間企業ですと転職する人も多くいますが、公務員はほとんどの場合、生涯同じ仕事を続けることが多いのです。勤続年数が長いと勤勉であると判断されます。
このように消費者金融にとって公務員は属性の高いお客様であることは間違いありません。公務員の場合、複数の会社から借入があっても、過去に延滞などがあっても多めに見てくれるという噂も聞いたことがありますが、定かではありません。